港南台サッカークラブ

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コーチ’s BLOG

ラスト3分と2つの涙が教えてくれたこと

10/21(日)U-12 

FAリーグ決勝トーナメント

長坂谷公園グラウンド

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10/28(日)

しんよこフットボールパーク

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以前のブログで書けなかった予選結果は以下のとおり。

 

南ヶ丘キッカーズ  ▲0-1

長津田ドラゴンズ  ◯3-0

 

南ヶ丘さんとの試合。

何より感動したのは相手の選手やスタッフが僕たちの事をリスペクトして戦ってくれていたこと。別に声に出して何か言われたわけではないのだけれど、戦い方や表情からその想いが伝わってきた。もちろんそういう相手に対してはこちらも最大限の敬意を払って戦うのが礼儀であって、そんな事は僕がわざわざ言わなくてもピッチで戦っている選手たちが1番よくわかっていた。だから、自ずと試合内容も素晴らしいものになったし、負けてしまったけれど試合後の挨拶の時にはお互いに最高の笑顔で握手をする事が出来た。

 

南ヶ丘キッカーズの選手、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

 

んで、いざ決勝トーナメント。

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1回戦  荏田東FC  ◯3-1

 

準々決勝  山下少年FC  

◯1-1(PK2-1)

 

準決勝  駒林SC

▲1-1(PK1-3)

 

3位決定戦  八ツ橋SC

▲1-5

 

結果は4位。

 

この大会を通して、選手たちは試合をする毎に成長し自信をつけていった。1試合前の失敗を次の試合では修正して同じミスをしないように、個人としてもチームとしてもそういう意識を持って戦えていた。相手をリスペクトして戦いきる事、相手の出方を見て戦い方を変える事、リスタートの時間の使い方とか。選手たちがそれぞれに声を上げ、主張し、受け入れて最善の方法を自分たちで見つけ出して戦えていた。本当に素晴らしい時間だったと思う。

 

お疲れ様。

 

僕も本当に悔しくて試合後のMTGではちゃんと言ってあげられなかったけれど、この結果を残してくれた彼らに心からのおめでとうと、あんなにヒリヒリするような緊張感のある舞台に連れて行ってくれたことへのありがとうを伝えたい。

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いくつもの忘れられない場面があった今大会。全ては書き切れないけれど、個人的に印象深かった出来事を少しだけ。

 

準々決勝の山下少年FCさんとの試合。

1点リードで迎えた後半立ち上がり、後半から途中出場した選手の不用意なバックパスをかっさらわれて失点。(全然間違った判断じゃなかったからOK)パスミスした選手のテンションはガタ落ちで完全にテンパっていた。でも、PK戦で2番目のキッカーに立候補して左足でズドン!もし落ち込んでいた彼を交代させてしまっていたら、借りを返せないまま単なるミスとして終わっていたかも知れない。数分前の自分にケリをつけて前に進めた事は、彼にとって大きな財産になったと思う。

 

同じ試合のPK戦の時、スーパーセーブを連発したうちの守護神。

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彼は1年前までどこかいつも自信無さ気にサッカーをしていた。周りに遠慮してミスしたら謝って、うまくいかなかったら諦めて。でも、そんな彼が6年生になったある時「自分はもう6年生で今年が最後だから、キーパーでも良いから試合に出たい」と自分の言葉で伝えてくれた。それからは彼がずっとうちの守護神。

 

この試合でPK戦になった時、彼を呼んで僕はこう伝えた。

 

「今まで君が何回失敗しても、周りのみんなが助けてくれただろう?今度は君がみんなを助けてあげる時だな」と。

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PKを2発止めてチームメートと抱き合いながらベンチに引き上げて来た彼は、目を真っ赤にして涙をいっぱいに溜めながら照れくさそうに笑っていた。

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男泣きする人と抱きしめる人

 

 

その傍らで、違う涙を流している奴もいた。

 

試合後のMTG。

みんな笑っているのに1人だけ浮かない表情の6年生がいた。この試合6年生で唯一出場させてあげられなかった選手。

普段は負けず嫌いな彼が、MTGの後わんわん声を上げて泣いていた。悔しかったと思う。本当に申し訳ない気持ちと自分の勇気の無さ、未熟さが心底嫌になった。彼は試合中、「もし出られるのなら試合に出たい」と言ってくれた。

 

「もし出られるのなら」

 

どんな気持ちでこの言葉を選んだか。子供たちと真剣に向き合っている指導者の方なら容易に想像出来ると思う。

 

彼が悔しさと引き換えに僕に教えてくれた事を忘れちゃいけない。

 

最後にもう一つだけ。

 

駒林SCさんとの準決勝。

前半中盤にコーナーからド派手なヘディングをぶち込んで先制。自分も、そしてたぶん選手たちも「よし!決勝に行ける!」そう思った。

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でも、その後は相手のハイラインの裏を狙う攻撃一辺倒になり、GKのポジショニングの良さもあって崩し切れずに前半終了。

あえて厳しい言葉を彼らにぶつけて送り出した後半。これが完全に裏目に出た。

 

防戦一方になり足も止まり始めたラスト3分。それまで何とか耐えてきたけれど、守る時間が長いと精神的な疲労度も増す。最初のひと足、最後の一歩で相手に先を越されセカンドボールを拾われて失点。

この流れでPK戦に入れば、もちろん勢いは相手のもの。

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勝負にタラレバはいらないと言うけれど、成長する為には振り返る事も必要だと僕は思う。

 

HTにもっとポジティブな声がけをしていたら、足が止まっている事を全員に伝えられていれば、早い段階で手を打っていたら…。などなど。

1番の後悔は、勝つ事よりも大切なものがあるという信念が勝負どころで揺らいでしまった事。勝ちを追いかけてしまった事。

 

やっぱり、勝ち負けにこだわると最終的には後悔しか残らない事を再認識させられた試合だった。

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27分間勝っていても、3分で試合がひっくり返るのがフットボール。だから面白い。

彼らはこの経験から何を見つけてくれただろうか。

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これからの彼らに乞うご期待。

 

 

 

 

 

 

  2018/11/08   サッカーコーチ

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